緊張型頭痛とくいしばりの関係

メディカル

頭痛の方に多い緊張型頭痛とくいしばりの関係について思うところを書いてみます。

緊張型頭痛

一般に両側性で、頭全体または後頭部から首にかけて締めつけられるような感じがあり、ズキズキする感じはないことが特徴。中高年に好発。精神的なストレスのほか、一定の姿勢を長時間持続すること、筋肉の疲労、血管の圧迫などによって発症する。

くいしばり

文字通り歯をくいしばること。寝てる間に無意識に起こることもあるが、起きている時何かに集中している際に知らぬ間にくいしばっていることも多い。
起床時に咬筋部のコリや歯が浮いてる感じがある、頬粘膜の歯が当たるところに白いスジがある、舌辺縁が歯の形のように凸凹がある、などいくつか当てはまるならくいしばりの可能性が高い。
食事中の上下の歯の接触時間は1日に平均して20分程度。くいしばりがあるとそれだけ歯の接触時間は長くなる。上下の歯が接触した途端に顎運動に関与する筋は収縮する。

緊張型頭痛とくいしばりの関係性の考察

顎運動に関与する側頭筋の持続的な収縮により痛みが起こることや、直接顎を動かす筋肉ではなくとも顎運動時に頸を固定するため後頭下筋群の収縮が起こることで、側頭部から後頭部にかけて広範囲に筋緊張が誘発されることが考えられる。また、外側翼突筋・内側翼突筋は蝶形骨に付着しており、それらの持続的な緊張により蝶形骨に力学的ストレスが加わる。蝶形骨は多くの脳神経や血管、視床下部ー下垂体系などと接している。くいしばりにより顎関節周囲のみならず、頭頚部や脳頭蓋底にまで影響を及ぼし、緊張型頭痛の発現に関与している可能性があると考えている。

改善方法やその手技についてはまた別のところで触れたいと思います。